魔骸メモ

魔骸

 

地上に数億体いる、戦争のために作られた人工生命体。

昆虫や動物の脳が中枢に埋め込まれ、甲殻類等の外骨格の組成を元に作られた大型の鎧を動かしている。

 

骨、物体、糞尿のかたまり
 
既に死んで腐っている 体を動かす程度の筋は残っている
ほぼ骸骨になった人間数体と巨大なクモ状の触手が合体した姿 大群で動く 脳は体を動かす部分が残っているだけでほぼ思考していない 動いている間は同じ単語と同じ動き、醜い唸り声を延々と発して集団行動している
 
魂はない
 
悪魔と違って意識や思考を持たない最下層の集団
いわゆるザコ兵なので、弱いが数が多い ワンパターン
腐乱した汚く醜い骸骨 生気のないゾンビ
 
この世のものではない
 
人間とまともな会話はできない
人間の話は信じない
糞尿を最上とする魔骸同士の話しか信じない
 
非常に単純で、何十年でも団体で同じ言動を繰り返して老いて死んでいっている
何十年も醜い唸り声をあげる
個性と意思はない 目的も全くない
互いの見分けがつかずオスメスもないため、手当たり次第に性交しており増殖している。
 
 
表面的な感情はあるが、プログラムされた喜怒哀楽のみ 笑い声も同じ
 
魔骸は魔骸同士で交わる 魔骸しか求めない
 
人類の話は聞かない 魔骸は魔骸しか信じない
 
糞尿など、自分たちと同じ「いらないもの」「忌避すべきもの」に興奮し喜ぶ 
糞尿をイメージして下半身に異常な興味を示すため、よくうつむいて糞尿を思い浮かべにやついている
性行為の際、糞尿をこすりつけあう
 
糞尿を隠す人間を馬鹿にして不満を持っている
 
 
オスメスは雌雄同体で違いはない。
排泄する穴と性交する穴は全く同じのため、よく性交で病気になり、場合によっては死ぬ。
 
◇習性
求愛行動の時、互いに糞尿をまき散らし見せ合いながら腕を組んだポーズを取ったりうつむいて糞尿を眺めてにやついたり、みにくい唸り声を延々と上げ続ける。ひたすら不快な言動をしつこく繰り返し、相手を嫌な気分にさせる、苦しめることができると相手のことをよく分かっているという解釈になる。
 
 
◇成り立ち
戦争用の道具、個人個人の意志のない団体行動しかできない奴隷の群れとして作られた。
しかし、オスメスの区別がなく繁殖の欲望が強かったため想定を超えて増殖し、人類を次々と虐殺していき、今では人類は残りわずか、地上の大半を魔骸が埋め尽くすこととなった。
 
 
 何もいいことがなく死んだ先祖達に呪われてその無意味な行動を何も考えずに延々と繰り返している。
 
 
 
 
 

思考は非常に単純で一定パターンのみ。

自分たちの無個性な一生について、満足はしている。個性を持つことを非常に恐れているため、周りと違うことをするにしても極めて小さいふり幅でなければならず、最大限周りにそろえることに気を遣う。

戦争用生物であるために死ぬまで「憎まれる」「嫌われる」「苦しめる」ことに異常に興奮する。戦場に自分たちの細菌をまいて死の世界にすることも目的の一つであるため排泄物にも異常な興味を示し、好む性質がインプットされている。

また、大勢でいることを非常に好むため、逆に単独でいることが苦手。互いに無個性にそろえるために「みんな」がどうかと、なにか「いわれる」ということを悪い意味で学童のように気にする。苦痛やスカトロを好む自分たちを「ふつう」「常識がある」「わかっている」「知っている」と定めており、それ以外の存在こそ「やばい」として必死に避ける。

喜怒哀楽含め、全てがコントロールされており数億体の全てが死ぬまで一定パターンの言動しかできない。簡単な言語はインプットされている。よく不気味な唸り声をあげている。笑い声も異様に不気味で一定のパターン。

横並びであること、「忌」(イミ)と呼ばれる一定の指令に従って生きて死ぬことを何よりも優先する。

人間が触れると死ぬ有毒な細菌が体の内外に満ちている。

魔骸には個性がなく、オスとメスの違いもなく、固有の意識や考え、感情もない。すべて集団の方向に沿うのみ。

それぞれ違いはないなりに、集団の意向の中で一応の恋愛はしており、性交して子を産むが、作られた性質上プレイとしては「スカトロプレイ」を何より好む。そのため、互いの細菌により死にいたることもよくある。

人類に苦痛を与え殺すことと、魔骸同士で性交することが魔骸にとっては最高に幸福であり、楽しく面白いことである。

ただし、自分たちと性交をするのは絶対に「頭がイカレた」存在でなければならないというゆるがない基準がある。まともな者は自分たちを相手にしないという確固たる自覚がある。

 

ただ、人間から見ると死ぬほど汚いとはいえ、魔骸同士では魔骸同士のスカトロプレイが苦痛を与えることや殺人と同じように最高に幸せであるため、つがいの魔骸を引き離すことは人間から見てもかわいそうなものがある。群れやつがいを引き離すと寂しさのために死ぬという極端な繊細さも持っている。

魔骸は支配欲が強く残忍であるため「とる」「もらう」「使う」ということを非常に喜ぶが、逆に自分たちのつがいの相手をとられたりもらわれたり使われると非常に悲しむ。

確かに個性が死ぬまで全くない集団だが、恋愛に関してだけ個が生じるようであり、攻撃やスカトロばかり好みながら連中同士では個として恋愛をすることができる。それは一片の救い。